野田洋次郎さんは、ロックバンド、RADWIMPSのボーカル・ギター・ピアノ担当・シンガーソングライター・俳優・ソロ活動時は「illion」というたくさんの肩書を持っておられるようです。
検索をすると「野田洋次郎 頭がおかしい」「野田洋次郎 天才」と反対の言葉が出てきました。
どういう方でしょう?
野田洋次郎 頭がおかしいって本当?
調べてみました。
結論 精神的な問題を抱えている事実はなく、病気でもありませんでした。
ではなぜこのような評価がされたのでしょうか?
野田洋次郎さんが持つ独特な世界観と表現方法が影響しているのかもしれません。
また、日本語の曖昧な言葉の表現で、「頭がおかしい」が良くも悪くもとらえられます。
頭が良すぎて、「頭おかしいんじゃない?」と表現することありませんか?
悪質な犯罪や異常な行動をした人に対して、「頭がおかしい」と表現することもありますよね。
今ではだいぶん少なくはなっていますが、日本社会は、誰かが決めた「普通」から外れると偏見の目で見られたり、個性が強いと「変わり者」とみなされる傾向があります。
個性的な歌詞や独特の世界観を持っておられる野田洋次郎さん。
ストレートで時に挑戦的な表現が用いられ、批判を浴びることもあったようです。
これも、「頭がおかしい」と表現される理由かもしれません。
個人的な感想であって、精神的な問題を抱えているというわけではないですよね。
馬鹿と天才は紙一重 という言葉があるように、その人のとらえ方一つだと思います。
野田洋次郎の世界観は天才
天才と言われる理由は、帰国子女であり、英語が堪能という事以外、特別学力が優れている などは調べてみましたが特に記載はなく不明でした。
ただ・・・
作詞・作曲の才能として、「言葉の角度をかえてキャッチャーな言葉を紡ぎだす天才」と評価されています。
野田洋次郎さんにしかできない「言葉の表現」が天才と言われる理由ではないかと思います。
特に恋愛感情を巧みに表現した痛烈な失恋ソングが話題になることもあったそうです。
それは言葉の表現がストレートで 俗に言われる「普通の人」が使わないような言葉をストレートに表現した歌詞が原因だったようです。
この誰も真似できない個性が「天才」と呼ばれる要因だと思います。
俳優 野田洋次郎「舟を編む」との出会い
私が野田洋次郎さんを知ることになった番組です。
個性的な存在感に興味を持つようになりました。
野田洋次郎さんの役柄は、ボサボサの髪型に、服装もオシャレとは程遠い、無限の本好きで真面目人間。
そのような役柄がなぜかピッタリとはまっておられました。
誰にでも馴染みのなる言葉を平凡に見せない、センスのある言葉に変化させる野田洋次郎さん。
アーティストとして日頃から「言葉」と向かい合っている野田洋次郎さんが、「舟を編む~私、辞書つくります~」のドラマに出演されたのは偶然でしょうか?
このドラマは「言葉は誰かを傷つけるためではなく、誰かを守り誰かとつながるためにある」というメッセージが込められています。
野田洋次郎さんは「役は自分の分身 図々しいかもしれませんが、俺がやるべきだという使命感がありました」と発言されています。=朝日新聞より引用=
歌詞を手掛けている野田洋次郎さんは「ことば」の語源や成り立ちを知ったうえで言葉を選んでいるという共通点があったのでしょうか?
携わった後には「言葉本来の意味」と「変化して使われるようになった意味」の両方を知ったうえで言葉を使いたい と心がけるようになった と言われています。
言葉の持つ重みや美しさを改めて感じて、日常の何気ない言葉も本来の意味や、その言葉が持つ歴史を知って上で、今以上に野田洋次郎さんが、音楽を通して世に伝えていかれるのが楽しみです。
野田洋次郎 あんぱんの主題歌「賜物」への想い
ドラマ出演で野田洋次郎さんの存在を知りましたが、音楽に関しては全く知りませんでした。
「アンパン」の主題歌も、朝ドラにしては珍しい曲だなぁ・・と思いながら聞いていました、野田洋次郎さんのバンド「RADWIMPS」が歌っていることすら気が付いてなかったです。
あんぱん主題歌「賜物」に対しての評価も厳しく、「慣れない」「ひどい」「なぜこの曲にしたのか」といった批判の声が多くきかれたそうです。=Yahooニュースより引用=
野田洋次郎さん本人は、「朝、布団から這い出す力が湧くような生命力をもった曲」「挑戦や冒険」という思いでこの曲を書き上げたそうですが、野田洋次郎さんの世界観と観る側とのギャップがズレを生じてこのような評価になったのではないでしょうか?
これも「伝統的な朝ドラの曲ははこうだ」と言う誰かが決めた「当たり前」が、
野田洋次郎さんの独特の世界観を受け入れられなかった結果、こういう評価につながっているように思います。
まとめ
野田洋次郎さんをもっと知りたい と思い他の曲を聞いてみましたが・・・聞いたことがある と思った曲は正直なかったです。
ロックバンドと聞いてもっと激しい曲と歌い方かと勝手に想像して聞き始めたのですが・・・思い込みでした。
声だけを聴いていると、優しい「フワッ」とした声をされています。
耳にすっと入ってくるという表現が正しいのかどうかわかりませんが、私はそう感じました。
検索すると、野田さんの声は「脱力ボイス」と言われるそうです。
やや低めの音域で、軽やかで柔らかい声質、身体の力が抜けた優しい雰囲気が特徴だそうです。
私の印象バッチリですね。
余談ですが、この「脱力ボイス」の方は、ほかに宇多田ヒカルさん・MISIAさん・長瀬有花さんなどがおられます。
近年は「普通」の枠が少しずつ広がっているように思います。
他人と違う事や様々な価値観や個性が認められるようになってきたのではないでしょうか?
「変わり者」と呼ばれることが、「おもしろい」「魅力的」「個性的」という意味に代わってきているのかもしれません。
「ことば」の変化、歴史ですよね。
私も「普通」や「頭がおかしい」という言葉に縛られずに自由な発想で個性を持って楽しみたいと思いました。
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