ピンクハウスの服をご存じですか…?
そうです!!。
こだわりのリボンにヒラヒラフリル・レースにピンタックと花のプリント柄 ガーリーでロマンチックなデザインで1980年代に一世風靡したあのお洋服です。
デザイナーは金子功さん。
金子功さんとピンクハウス・金子功さんがデザインされたお洋服についてリサーチしました。
ピンクハウスのデザイナー金子功
金子功さんは、1939年 山口県生まれ。
文化服飾学院で学び「PINK HOUSE」を設立されたことで有名です。
文化服飾学院は多くの有名なデザイナーを送り出しています。
そこで 「花の9期生」と呼ばれ同期には、「KENZOU」高田賢三さん・「NICOLE」松田光弘さん・「JUNKO KOSHINO」コシノジュンコさんがいます。
切磋琢磨し助け合い生涯の友となったそうです。
コシノジュンコさんは、金子さんのことを「絵のうまさにビックリ。私も絵には自信があったが、大胆な筆使いや形のとらえ方に圧倒された。伝統文化にも詳しく、いつも刺激をもらった」と言われています。
想像してみてください。
1学年に将来有名デザイナーになる人が数人いるってドキドキしませんか?。
お互いがお互いの刺激になって各々の個性を発揮し、日本の有名デザイナーとなられたのでしょうね。
まさにこの出会いは運命ではないでしょうか。
※1982年 株式会社 ピンクハウス 展開
1990年株式会社 カネコイサオ を設立
1994年株式会社 ピンクハウス退社
PINKHOUSE(ピンクハウス)
1973年にデザイナーとして ファッションブランド「ピンクハウス」を設立。
1982年からは、株式会社ピンクハウス として展開。
ピンクハウスのコンセプトは「人を愛し、生活を愛し、人生を愛するすべての女性たちに贈る最も自分らしくあるための服」だそうです。
男性がデザインしたとは思えないくらいの 「かわいらしさ」を全面に出したお洋服の数々。
1つの作品のどこをとっても「かわいい」の集まりです。
生地そのものもですが、レースもリボンもピンタックもかわいいの集まりです。
私のピンクハウスとの出会いは、赤のギンガムチェックワンピースでした。
リボンがたくさんついていて、心の底から「かわいい!」と思ったのを覚えています。
ピンクハウスのお姉さん INGEBORG(インゲボルグ)
インゲボルグは、ドイツ語で「ユリ」を意味します。
凛々しさと愛らしさ、気高さと艶やかさといった相反する魅力をテーマにした大人の女性向けのブランドです。
ブランド名は、金子功さんの奥様である元モデルの「立川ユリ」さんに由来するといわれています。
ターゲットをピンクハウスより少し上の年齢層、30代から40代の女性としピンクハウスの姉妹ブランドとしてより大人っぽいデザインが特徴です。
ピンクハウス同様レースやフリルを使いつつも、大人の上品さを感じさせるデザインが今なお人気です。
オケージョンシーンで着用すると注目されそうなお洋服です。
ピンクハウスのメンズ Karl Helmut(カールヘルム)
カールヘルムはメンズ向けのデザインが特徴です。
ブランドのコンセプトが「永遠の少年たちのための服」であることから、30代から50代と幅広い年齢層から指示され、遊び心のあるファッションを楽しみたい男性から人気を集めています。
ピンクハウスの姉妹ブランドとして誕生。
動物や果物のモチーフを取り入れたり、ピンクハウス同様フリルやレースをあしらったアイテムも人気があります。
メンズながらも女性がオーバーサイズできても可愛いです。
メンズが花柄やテディベアのシャツをおしゃれに着こなしているなんて素敵だと思いませんか?
BaByPinkHouse(ベビーピンクハウス)
ベビーピンクハウスはピンクハウスのキッズ・ベビーのブランドです。
1990年代にライセンス事業として販売開始されましたが、今は契約が切れて
ブランドは終了しています。
ベビーピンクハウスはピンクハウスのかわいい柄や繊細なディテールをベビーピンクハウスに落とし込んだ少女感が強いガーリーなデザインが特徴です。
親子でピンクハウスコーデを楽しんだり ベビーピンクハウスの小物を大人が身に着けたり年齢問わず人気がありました。
ピンクハウス同様、カールヘルムのキッズもあり家族でピンクハウスコーデを楽しまれ
る姿も見かけました。
KANEKO ISAO(カネコイサオ)
KANEKO ISAOは1990年に金子さんが自身の名前を冠して立ち上げたブランドです。
本当に自分らしい服を作りたいという信念のもと生まれることになった KANEKO ISAO
その想いがうかがえる緻密なデザイン性とこだわりが詰まったお洋服です。
計算された色見は何度も染め上げて実現され、細やかなレースやフリルはとても繊細で
美しいです。
金子功さんはリボンの形にこだわりを持たれています。
ピンクハウスのリボンがピンクハウスを物語っているように KANEKO ISAOのリボンも小さいながらどこにもないこだわりが詰まったリボンが飾られています。
金子さんの引退とともに終了してしまいましたが KANEKO ISAOの服は今でも
ファンがたくさんおられます。
女性らしいライン リボンやピンタック どこにも無い独特の色をしたレース すべてが美しさの中に可愛さを秘めている素敵なお洋服です。
WANDAFURU WARLD(ワンダフルワールド)
ワンダフルワールドはフリルやレースをふんだんに使った可愛らしいデザインが特徴です。
特に小花柄のワンピースは可愛らしく人気でした。
デザインも金子さんならではの個性的なデザインで、甘さと力強さを併せ持つ独特の世界観を表していました。
ワンダフルワールドの服は、一見可愛らしい印象ですが実は、強い意志を持った女性をイメージして作られたそうです。
そのため戦闘服のように、特別な日のための服として多くの女性に支持されたそうです。
私はワンダフルワールドのお洋服の中で やっぱり小花柄シリーズのピンクのワンピースが大好きでした。
ピンクの色見が絶妙で、いまでも大切にしまっています。
現在は金子功さんのブランドは金子さんが引退し終了しています。
金子さん独特のこだわりを持った色見、リボン、レース、ピンタックどれも繊細で女性の美しさと可愛さを表現されたお洋服はほかにはないように思います。
多くの女性が憧れる ”ウエディングドレス” のように金子功さんのお洋服も引退された今でも多くの女性の憧れのお洋服だと思います。
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