最近、テレビで歌舞伎俳優さんをお見掛けすることが本当に増えましたよね。
歌舞伎という伝統の世界で培われた確かな演技力と、何とも言えない独特のオーラー。
これは、現代ドラマでもひときわ輝きを放ち、視聴者を引き付けてくれますよね。
いま注目を集めている歌舞伎俳優さんのお一人でもある、女方として長年活躍されている、三代目市川笑三郎さんを紹介させていただきますね。
お付き合い下されば嬉しいです。
市川笑三郎・VIVANTに出演 女形からエリート工作員
市川笑三郎さんは、2023年夏に日本中を熱狂させた、ドラマ「VIVANT」に出演。
主人公、乃木憂助(堺雅人さん)と同じ別班のメンバー、高田明敏役として出演され話題となりましたね。
歌舞伎界で第一線の、しかも女方として活躍されている市川笑三郎さん。
全く違う、秘密裏に動くエリート工作員という役を演じられました。
その以外なギャップに驚かれませんでしたか?
しかも、「VIVANT」への出演が、テレビドラマ初出演だったんですって。
演じる という事は同じであっても 歌舞伎と映像って全く違いますよね!
それであの演技力!
さすが!というか・・・ビックリというか・・・
普段、女方ですからね・・・すごいですね。
そして、2026年に放送が予定されている、「VIVANT」続編にも、市川笑三郎さんが、高田明敏役で続投されることが発表されました。
前作のラストで物語の鍵を握る展開を見せた、「別班」メンバーの一人として、続編での高田明敏(市川笑三郎)の行動は見逃せませんね。
女方として舞台で磨き上げられた、凛とした立ち姿。
シリアスな役への真剣な姿勢。
続編でもどんな素晴らしい演技で私たちを楽しませてくれるのか???
ドキドキワクワクですよね。
そしてさらに注目!
同じ歌舞伎界、市川猿弥さんも続投が決定し、兄弟弟子がスクリーンで共演されるという事です!
市川猿弥さんは、前作で乃木憂助の勤める丸菱商事の上司役。
宇佐美哲也役として出演されましたね。
憎めない個性と、親しみやすいキャラクターのイメージが残っていませんか?
歌舞伎の舞台では、豪快さと温かさを兼ね備えた芸風で男役として大活躍されています。
市川笑三郎さんが演じる、クールな別班の高田明敏とは、役柄も立場も全く違いますが、歌舞伎界のお二人が同じドラマで共演されることが、楽しみの一つだと思います。
市川笑三郎・市川猿弥は歌舞伎界でどんな関係?
ここでちょっと気になるのが、市川笑三郎さんと市川猿弥さんの関係ですね。
歌舞伎の世界ってすごく難しいと思いませんか?
お名前が変わったり、屋号とか、何代目とか・・
今の私たちの生活に耳慣れない言葉が多くあって、どういう事?ってなりますよね。
ここで簡単ですが、
市川笑三郎さんと市川猿弥さんの関係を紹介させていただきますね。
お二人は、二代目・市川猿翁・いちかわえんおう(入門時は、三代目・市川猿之助)さんに入門し、指導を受けた。
という共通点。
つまり 同じ門下生の兄弟弟子という関係です。
なので屋号も同じで「澤瀉屋(おもだかや)」。
少し余談ですが、
みなさんご存じの「市川海老蔵さん」は同じ、市川ですが、異なる歌舞伎の系統。
市川海老蔵さんは、現在一三代目市川團十郎白猿:屋号は成田屋(なりたや)で、屋号もちがうため 直接関係はないんですって。
難しいですね。
でも少し興味はあるので、いつか歌舞伎の世界も調べてみたいと思います。
歌舞伎と映像作品で共通する”すごいところ”
歌舞伎俳優さんがドラマに出演されるのは、話題性だけではありません。
市川笑三郎さんや、市川猿弥さんをはじめとする、歌舞伎俳優さんにはこんなすごいところがあるんですよ。
☆声の通りと滑舌:舞台で鍛えられているので、ドラマのセリフもとにかく聞き取りやすい
☆身体を使った表現力:立ち居振る舞いや目線だけで、役の感情を深く伝える力がある
☆圧倒的オーラ
これは見る私たち側なのですが・・・
演じるお二人は戸惑う事も多いそうです。
歌舞伎の世界では衣装やメイクをして食事を摂ることはしないそうです。
・ドラマの現場ではお弁当を勧められてきて驚き
・歌舞伎の時よりは早口でセルフを発するようにと監督からの指示
・共演者の声量の小ささに驚き (舞台のように声を張らなくてもマイクが拾ってくれる)
スポーツ報知より一部抜粋
なるほどな と思いますね。
当たり前として演じてきた世界が映像では違う事で、慣れるまでは戸惑う事も多かったのではないでしょうか?
歌舞伎独特のお化粧で演じられているので、素顔を拝見することはありませんが、映像では、多少のお化粧はしても素顔ですしね。
なんなら 「え?このまま演じるの?」っていう感じなんでしょうね。
市川笑三郎さん、市川猿弥さんが、歌舞伎とは違うドラマの世界でどんな素敵な共演を見せてくれるのか楽しみにしています。
歌舞伎界のVIVANT出演繋がりで 坂東彌十郎さんの記事を書いています
もしよければ こちらもお付き合い下されば嬉しいです

まとめ
「VIVANT続編」市川笑三郎の注目ポイント
- 女方から別班へ 市川笑三郎の以外な役柄と存在感
- VIVANT・続編での高田明敏と役割と行動への期待
- 伝統の舞台での磨かれた凛とした表現力に再注目
歌舞伎界のスター共演:市川笑三郎・猿弥の関係
- 兄弟弟子が現代ドラマで実現させる夢のスクリーン共演
- 同じ「猿翁」門下で培われた深い信頼と芸の切磋琢磨
- クールな別班員と親しみやすい上司という役柄の対比
歌舞伎俳優が映像作品で発揮する強み
- 舞台経験からくる聞きとりやすい声と確かな滑舌
- 立ち居振る舞いや目線で感情を伝える身体表現の高さ
- 長い歴史に育まれた圧倒的オーラが作品に深みを加える
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